シドニーでオーストラリアファッションウィークが閉幕リサイクル生地に焦点

2019オーストラリアファッションウィークが17日、シドニーで幕を閉じた。今年のファッションウィークでは、グリーン・エコの理念が注目されている。

主催者側は今年のファッションウィーク期間中、環境保護に力を入れるために一連の措置を打ち出した。使い捨てコーヒーカップ、使い捨てペットボトルの水はファッションウィークのショー会場で姿を消し、代わりにガラス瓶の水と缶のソフトドリンクに変わった。また、照明器具もスマートランプに交換された。

「どの業界も持続可能な発展という話題に注目しなければならない。私たちはこれらの小さなことをすることで、業界関係者がより環境に関心を持つようにしたい」とファッションウィークの主催者で国際管理グループのグローバルファッション担当副社長のセラーノ氏は記者に語った。

このような理念も多くのファッションデザイナーに認められている。今年ファッションウィークに参加したブランドの中には、環境保護の理念をデザインと運営に活用し始めているものが少なくない。

ケシャ・デサイは女性用下着と水着ブランドのデザイナーだ。消費者の過度な購入や無駄を減らすために、同ブランドの水着を「一枚で多く着る」ように設計した。「私たちの水着シリーズは連着、分割着、裏表2着、色を変えることができます。私たちの最も売れている水着には12種類の異なる着方があります」とデサイ氏は言う。

一部のブランドでは、水着シリーズにリサイクル生地を導入し、ネット通販商品の包装を生分解可能なビニール袋に変更し、輸送過程をより軽く、環境に配慮する試みが始まっている。

オーストラリアファッションウィークは南半球の重要なファッションイベントで、今年のファッションウィークは5月12日から17日まで開催された。